ちょっと曲がった家

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姑の遺品整理は、迷惑です

図書館で借りた本の感想です。

姑の遺品整理は、迷惑です 垣谷美雨

姑の遺品整理は、迷惑です 垣谷美雨

団地に一人暮らしをしていた姑が急死し、アラフィフ主婦 望登子がひとりで遺品を片付けて退居するまでのお話です。

ゴミ屋敷とまではいかないものの、物がぎゅうぎゅうに詰め込まれた部屋を空っぽにするというミッションに気が遠くなりそうになりながら、最終的にはいろいろな人の手を借りてクリアする様子が描かれています。

物に囲まれた姑と対照的に描かれているのが、生前整理を完璧にして亡くなった望登子の実母でした。

元々厳選した物しか持たず、それすらも亡くなる前に手放した実母に、残された望登子は、実母が何を好きだったのかすら思い出せないと嘆きます。

一方、遺品整理に孤軍奮闘する望登子に快く手を貸してくれたのは、姑が生前お節介を焼いた同じ団地に住む人たちでした。

たくさんの残された物を通して姑の人柄に改めて気づく終盤と、実母が育児日記をつけていた手帳が見つかるラストに、心が温かくなりました。

私も似た立場なので、望登子には親近感を覚えました(;^ω^)

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去年の夏、私の母が亡くなり、生まれて初めて喪主という立場を経験しました。。。

幸いしっかり者の妹2人がいるので、遠方で頻繁には帰れない私の代わりに、様々な手続きをしてくれました。

いまは長期帰省などを利用して、妹たちと手分けしながら遺品整理を進めている状態ですが、なかなか一度では片付けられませんね(^^;

私の場合は、実家が持ち家で妹が実家住まいだから大分気楽だけど、実家が賃貸だったり、帰省に時間とお金がかかる人は、遺品整理は本当に大変だと思います(*_*;

なかなか生前整理を親に勧めるのは大変ですが、親が元気なうちに大物だけでもやっておいた方が良いというのが実感です(;^ω^)

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