図書館で見つけた本です。
手塚治虫アシスタントの食卓 堀田あきお&かよ著
漫画の神様・手塚治虫先生のアシスタントをしていた著者が、当時の漫画製作の現場と仕事の合間に食べた食事について描いた作品です。
常に締め切りに追われながら、昼夜問わず手塚先生から出される原稿を24時間体制で仕上げていたアシスタントたちの様子が生き生きと描かれています。
著者がアシスタントを務めていた70年代後半って、現在アラフィフの私がまだ小学校に上がるかどうか…という時期なのです(^^;
(いまは70年代・80年代は大昔のように扱われてるけど、昭和生まれの私たちはもうとっくに生まれてたんですよねww)
私が中学生の頃に手塚先生が無くなった(1989年)ので、約10年ほどのアシスタント期間だったのかなと思います。
今とは違って『ブラック企業』なんて言葉は存在せず、好景気でサラリーマンですらガムシャラに働くことがエライと思われていた時代ですから、第一線の漫画家はそれこそ心血を注いで漫画を描きまくっていたんでしょうね。
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パソコンも無かった当時すべて手描きなのに、素晴らしい名作漫画をよくこんなに量産できたなぁと素直に驚きます。
これも手塚先生だからこそできた偉業ですが、もしこの時代に仕事量を少しセーブしていたら、もっと長く活躍されてたかもしれないと思うと、すごく残念です。