ちょっと曲がった家

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母乳がいいって絶対ですか?

母がしんどい』を読んで強烈な印象を受けた田房永子さんの出産・育児本です。

毒親育ちの田房さんが、どのように出産と育児に向き合ったのかに興味を持ちました。

母乳がいいって絶対ですか?  田房永子

母乳がいいって絶対ですか? 田房永子

確かにこの本は、一般的な出産本や子育て本とはまったく違いました。

助産師さんや婦人科や小児科の先生から言われる出産や育児の常識に、田房さんが感じた違和感を冷静に指摘されているのがとても新鮮でした。

この本のタイトルにもなっている母乳育児のテーマで、「母乳をあげたら、おっぱいが垂れるという現象を、事前にきちんと説明してほしかった」としきりに書かれていました。

おっぱいが垂れるという母乳のデメリットを知らずに母乳を選び、こどもが離乳した後バストに悩む母親が多いので、事前にきちんと説明して選択の余地を与えてほしいと訴えています。

私が出産した十数年前から現在も変わらず、母乳を尊重している風潮は感じられます。

ただ、母乳を上げてもあげなくても年を取れば誰でもおっぱいは垂れるし、私自身おっぱいにそこまでアイデンティティを負わせてないので、私にはあまりピンと来ませんでしたね(;^ω^)

他のテーマでも、子育て中の父親・母親の立場の違いも鋭く指摘していて「なるほど!」と思う部分も多いです。

私自身を振り返ると、確かに「いい母・いい妻・いい嫁」役割(キャラ)を引き受けてきた部分はあると思います。
(それが向いている/向いていないは別として)

ただ、自分がそのキャラを引き受けなければ生活が回らないから、本意・不本意に関係なくやっていた部分もあるので、そこに違和感や不公平感はあまり感じませんでした。

きっとその鈍感さが、田房さんやフェミニストには許せないところなんだろうなぁ(;'∀')

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この本を読むまで田房さんがフェミニストだったことを知らなかったのですが、上野千鶴子さんや北原みのりさんと共著を出されてたんですね(;^ω^)

結婚と子育てをしている田房さんのフェミニズム論、ちょっと興味がわきました(*'ω'*)

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