先日図書館で借りた本です。
妻が口をきいてくれません 野原広子著
ある日突然妻が口をきかなくなり、途方に暮れる会社員の夫。
自分との会話が無いだけで、家事も育児・毎日の弁当作りも普段通りしてくれる妻に戸惑い、あれこれ機嫌を取ってみても妻の態度は軟化せず、次第に帰宅恐怖症になっていきます。
第二章では妻の視点で、口を利かなくなった原因を淡々と並べていきます。
出てくるエピソードは子育て中によくある事ばかりで、どちらが悪い訳でもないのですが、何度も期待を裏切られた妻は、夫に期待することを諦めてしまいます。
一つ一つは些細な出来事だけど、妻は夫を無視するという手段でしか自分の心を守れなくなってしまいます。
口を利かないまま5年が経ったある日、ついに夫が子供たちに離婚を切り出すのですが…劇的な一夜のあとようやく夫婦関係が修復に向かう結末にホッとしました(;^ω^)
この夫婦に欠けていたのは、互いへの思いやりと子供への配慮じゃないかな。。。
登場人物で一番しっかりしているのは、長女なのが皮肉だなぁと思いました(;^ω^)
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夫と妻、それぞれの立場によって感想が分れるマンガです。
私が読んだ後、夫にも読ませたら…微妙な表情をしてましたww
実は、我が家も冷戦状態になった事があるのです(^^;↓
幸い3日で終息しましたが、口を利かない間は夫の一挙手一投足に意味もなく腹が立ってましたね(;^ω^)
夫が家に居てもムカつくし、外出したらしたで「自分だけ遊びにいって(怒)」とww
娘も可哀想だし、家の中がギスギスして本当に雰囲気が悪かったです(>_<)
夫婦間のほころびは、小さいうちに手当てしないといけませんね(;^ω^)