気がついたら、もう3月(^^;
2022年3月1週目に借りた本
今回は7冊
- 離婚してもいいですか?翔子の場合 野原広子
- 香港・マカオぐるぐる。 k.m.p ムラマツエリコ、なかがわみどり
- 「性別が、ない!」人たちの保健体育 新井祥
- 夜明けのM 林真理子
- あとかた 千早茜
- 兄の終い 村井理子
- 誰かが私をきらいでも 及川眠子
野原さんの『離婚してもいいですか?』は、3回くらい読んでるけど、また読みたくなったので。
以前借りた作品(↓)を読んだ後なら、また違って読めるんじゃないかと思いました。
『夜明けのM』林さんのエッセイの話題って、だいたい決まってる(美容、ダイエット、グルメ、お出かけ、有名人との交友)のになぁ…と思いながら、つい面白くて読んでしまいます(;^ω^)
『香港・マカオ』と『性別がない』の2冊は、重めの内容が多い読み物(『あとかた』『兄の終い』)とバランスを取るために。
『誰かが私をきらいでも』は、作詞家として大成功した及川眠子さんが、ロマンス詐欺で何億円も取られた体験談を激レアさんで観たので借りてみました。
この本で知ったけど、眠子は「ねこ」って読むんですね…ずっと「みんこ」だと思ってました(^^;
読後の感想
「性別が、ない!」人たちの保健体育
セクシャルマイノリティの更年期や老いがテーマの漫画。
元女性で現在は40代中性(半陰陽、見た目は男性)の著者自身の体験が中心です。
タイトルの「保健体育」で、対象は若い子かと思っていたら、かなりアダルトな描写も多くて…(;^ω^)
どっちかというと猥談好きな大人向けの本だった感じ(汗)
誰かが私をきらいでも
どうやら中高生に向けて書かれた本だったみたい。
一世を風靡した作詞家・及川さんが自らの半生を振り返って、生き方の提言をつづったエッセイでした。
第四章に、中村うさぎさんとの対談を収録していたのですが、このふたり仲良かったのか~!?とビックリww
まぁお二人とも色々回り道されてるから、気が合うのかもしれませんね(^^;
兄の終い
こちらをご覧ください↓
夜明けのM
まだ新型コロナが日本に蔓延する前(2019年)の連載を載せている本で、2022年3月にあらためて読んでみるとまだまだ日本は平和だったなぁと思う。
新型コロナ3年目で第6波、ウクライナがロシアに攻め込まれ戦争状態になり、毎日のように死者数の報告がニュースで読み上げられているなんて、だれが想像できただろうか。
いつかこの記事を読み返した時、あの時は大変だったな~程度で終わらせてほしいと切に願います。。。
離婚してもいいですか?翔子の場合
夫の機嫌を損なわないように、ひたすら自分と子供を夫に合わせている妻が主人公。
なのに「私は、夫が大嫌い」とたびたび心の中で呟いている。
本当なら小さな仕返しや気分転換をしてガス抜きできてれば、ここまでこじれなかったんじゃないかな(;^ω^)
香港・マカオぐるぐる。
かなり前に出版された本かと思っていたら、2020年初版。
この本で描かれているのは2019年の香港なのだそう。
たった3年前の旅行記なのに、コロナ前の自由に旅が出来ていた頃が遠い昔の気がします。
あとかた
曖昧な人間関係がゆるゆると繋がっていく短編の連作。
1話目の主人公は、婚約者がありながら不倫を続ける女性
2話目の主人公は、自殺した1話目の不倫相手の部下の男性
3話目の主人公は、間男との肉体関係に溺れる2話目の主人公の妻
4話目の主人公は、3話目の間男の隣の部屋に居ついている女の子
5話目の主人公は、3話目の間男の隣の部屋に住んでいる男子学生
6話目の主人公は、4話目の女の子が慕っている年上のバイオリン奏者
一番謎めいたつかみどころのない『1話目の不倫相手』に、もう少し焦点を当てても良かったんじゃないかなと。
(作者が得意なのか)暴力的・猟奇的な性行為のリアルな描写が多く…ちょっとエグイ(*_*;