家づくりを始めてみて、まず住宅展示場に行ってみる!という人が多いと思います。
でも、家は見た目だけで判断しちゃダメって分かってるけど、建築は難しくて分からないし、結局見た目ぐらいしか比べようがない…と考える施主は多いと思います。
この本は、そういう施主に住宅展示場に行く前に読んでほしい本です。
マンガでわかる!ハウスメーカー選びのツボ 市村崇・市村博著
ホームインスペクター(住宅が健全に建てられているかどうかを診断する専門家)の著者だからこそ書ける内容だと思います。
大手ハウスメーカー(12社)が売りにしている工法の特徴や弱点を、分かりやすく説明してくれています。
特に有難いのが、ハウスメーカー12社を9つのポイントで評価(耐震・断熱・気密・耐火・遮音・耐久・設計自由度・施工力・アフター体制)した一覧表。
もちろん鵜呑みにはできないかもしれませんが、ある程度は信頼して良い評価なんじゃないかなぁと思います。
これから家を建てる施主に読んでほしいのが、第3章の筆者ふたりの対談です。
「ハウスメーカーで家を建てたい」となった時でも、「何を基準にメーカーを選ぶのか?」ということがはっきりしている人は意外に少ない。
人生をかけた高い買い物をするというのに「予算内で見た目が好みなら」といった漠然とした感じで選んでいる人がほとんど…
この文章を読んでドキッとしない人はいないんじゃないでしょうか?
この本でくりかえし伝えている「ハウスメーカーを選ぶ事」とは、単にモデルハウスを見比べるのではなく、建物を建てる工法を選ぶこと。
そして著者は「全く欠点の無いハウスメーカーは存在しない」という事も断言してますが、どうして全く欠点がないハウスメーカーがないのか?については、この本をしっかり読めば理解できます^^
マンガなので難しい内容でも読みやすく、ハウスメーカーに向いている/向いていない施主なども参考になりました。
唯一気になるのは、マンガが若干古臭いことぐらいかな(^^;
マンガでわかる!ハウスメーカー選びのツボ|市村崇・市村博|本|Amazon
この本を読んでみて、あらためて私はハウスメーカーは向いていない施主だったのだと思いました( ̄▽ ̄)
ハウスメーカーの標準仕様や提案をそのまま素直に受け入れることができる人じゃないと、難しいんだなぁ。。。
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