ちょっと曲がった家

おもに家と庭についてのブログです。。。

家を建てても、いずれ家族が減るということ

家を建てる時、現時点の家族構成・もしくは将来子供が増えるという前提で計画をする方がほとんどだと思います。

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でも、その子どもが巣立っていくのは案外早いという事に気付かない人が多いかもしれません。

我が家と同じ時期に家を建てたご近所さんには、すでに進学や就職で家を出たお子さんがいるお家もあります。。。

また周囲には、ご主人がすでに数年間(もしかしたら定年まで)単身赴任というお家も少なくありません。

つい先日も、5人家族(夫婦と子供3人)だったご近所さんのお家が、4月からはふたり暮らし(ご主人は単身赴任・お子さん2人は独立)になると聞きました。

家を建てるタイミングによっては、たった5年ほどの間で人数が半減してしまうという現実に、なんだか「家って、何を基準に考えたらいいんだろう?」と考えさせられたのでした(;^ω^)

我が家の場合

我が家を建てた時、小学2年生だった娘も4月からは中学生となります。
当面(中学・高校の6年間)は一緒に暮らせますが、その先はどうなるか分かりません。

もちろん自宅から通える進学先もいくつかありますが、正直なところ選択肢が少なすぎます(*_*;

できれば大学時代ぐらいは、こんなちっぽけな田舎を飛び出して、いろんな人がいる環境で、田舎ではできない体験を娘にさせてあげたいという希望もあります。。。

働き方の選択肢が少ない田舎

「イイ大学からイイ会社」というのは、時代遅れの考えだとは十分理解していますが、この田舎で高学歴の若者を活かせる働き口があるのか?というと、本当に少ないのが現実です。(知り合いに東大卒の地方公務員がいます)

そこそこの学校を出て、そこそこの会社に入って…が無難なパターンなんでしょうが、そもそも田舎において『そこそこ』のレベルが都市部と比べて低すぎる(;^ω^)

田舎には田舎なりの良さがあるのは否定しませんが、たまたま生まれ育った場所によって将来の可能性にかなりの差があるという事。

『地理的な不利』というハンディを背負ったうえで、世の中に出て行かないといけない娘のために親が出来る事ってなんだろう??と考えてしまうのでした(;^ω^)

こういう事って、気が付かなければ何でもない事だったんだろうなぁ。。。

家は広くなくても大丈夫

つい話がそれてしまいました(^^;

家づくりにおいては「子どもの数だけ部屋を作る」よりは「将来的に減る可能性を考慮した部屋割り」をしておく方がベターかもしれません。
もちろん、独立した子供が実家に帰ったら居場所がない…というのは哀しいので、そこはきちんと配慮してあげないといけませんが(;^ω^)

家づくり予算が有り余っているお家でない限り、子供部屋は多少ケチっても大丈夫…ということでしょうか。