先日放送されていたNHKの「ドキュランドへようこそ」という番組の『365日のシンプルライフ』の回を観ました。
この「ドキュランドへようこそ」という番組、海外のドキュメンタリー作品を幅広く紹介していて、興味があるテーマは録画してみています。
365日のシンプルライフ
今回は元々映画だった作品を、短縮して放映したようです。
なので所どころエピソードが端折られてはいるものの、伝えたいことは十分理解できる内容でした。
失恋で傷心中の主人公が4つのルールを作り、本当の意味で裸一貫から出直すのです(^^;
- 自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
- 1日に1個だけ倉庫から持って来る
- 1年間続ける
- 1年間、何も買わない
それが冒頭の全裸で冬の道路を激走するシーンとなりますww
映画とはいえ、すごい場面を思いついたものです(;^ω^)
倉庫まで突っ走った全裸の主人公が初めて手にしたモノは、コートでした。。。
「頭いい!」と思ったけど、裸足で下は素っ裸なんですよね(^^;
必要なモノを取り戻す作業
そんな調子で1日1個ずつ、その時に一番必要だと思ったモノを取り戻していくのですが、靴下や下着よりマットレスが優先されたり、かなり日が経ってから冷蔵庫などの白物家電が戻されたり、
友人から「友情を大切にするならスマホを持て!」と叱られたり、なかなか楽しめる実験でした。
実験を見守る人たち
モノを一旦排除して本当に必要なものを見極めようとする主人公を、おばあちゃんや家族が優しく見守る様子も素敵でした。
特におばあちゃんは名言が多く、いろいろ考えさせられます。
映画の終盤、おばあちゃんは最終的に老人ホームに入居するために自宅を引き払うという、究極のミニマリストになるのですが、個人的には見ていて辛い場面でした。
モノとの付き合い方とか
モノを所有することで生じる責任とか
自分の生き方を含めて、あらためて振り返るきっかけになる良い映画だと思います。
1年間実験した結果わかったのは、
「最低限の生活をするのに必要なモノは100くらい。豊かに暮らそうと思うと更に100くらいあればいい」 だそうです。。。
素直にその時々で必要なものを手に入れていく主人公は、ある意味『普通』で正直なんだと思います。
そういう意味ではやはりミニマリストのやせ我慢のような生活は、私は理解できないなぁ…と比べてしまいますね↓