今年の7月~9月にかけて、どっぷりはまった長編ファンタジーを紹介します( ̄▽ ̄)
マイケル・スコット作 アルケミストシリーズ
アルケミスト(錬金術師)や魔術師など、不思議な力をもつキャラクターたちが活躍するお話なのですが、分厚い本が全6巻で完結となります。
1巻~6巻のタイトルは登場人物の名前がつけられています。
とりあえず第1巻の表紙。。。
錬金術師 ニコラ・フラメル マイケル・スコット著
タイトルの二コラ・フラメル(本当に実在した有名な錬金術師)が物語の主役なのかと思いきや、主役は二コラが経営している古本屋のバイト青年ジョシュと、彼の双子の姉ソフィーでした。
のっけから二コラの宿敵ジョン・ディーと怪物の襲撃を受け、大ピンチをくぐり抜けながら逃亡生活~と息つく間もない程のスピーディーな展開に、ページをめくる指を止められません(^^;
世界の終わりを招く『アブラハムの書』(コデックス)をめぐり、二コラとジョン・ディーの激しい戦いが繰り広げられます。
Amazon.co.jp: マイケル・スコット:作品一覧、著者略歴
登場人物のほとんどは実在
主役のソフィーとジョシュ以外は全て神話や伝説に登場する神様や英雄、歴史上の有名人ばかり。
歴史に疎い私でも知ってるジャンヌ・ダルクや宮本武蔵、ビリー・ザキッドなど、古今東西の歴史上の人物が入り乱れています。
きっと歴史に詳しい方なら何十倍も楽しめるはず^^
気になるキャラをネットで検索して、残っている肖像画と自分が描いたイメージが比べられて面白かったです(*'ω'*)
魅力的に描かれたキャラ
歴史の教科書では火あぶりになったジャンヌ・ダルクは、サン・ジェルマン伯爵とラブラブな新婚生活を送ってた…とか、設定が若干引っかかる所もないわけではないけれどww全ての登場人物が実に生き生きと魅力的に描かれてます。
個人的に気に入ったのが、ニコロ・マキャベリとビリー・ザキッドの悪役コンビ♪
クールなマキャベリとお調子者っぽいビリーの軽妙な掛け合いが、緊迫したシーンを和ませてくれました^^
全ての始まりは終わりから
さすがに終盤は壮大な物語をまとめた為、強引に畳みかける感じが否めませんが、随所でそれぞれキャラクターが活躍する様子にワクワクしっぱなしでした。
全て読み終えて、もうソフィーたちと物語を旅することは出来ないんだな…と思うと、寂しい気持ちになりました。。。