うちの夫を含めた、世の男性たちに読んでほしい介護マンガを紹介します。
両親認知症Uターン すっとこ介護はじめました! 八万介助著
元漫画家で介護士に転職した著者が、介護施設で働きつつ認知症の両親を介護する日常を描いています。
この本の中で、私が特に参考になったのが、在宅介護が難しくなった父親が入居する施設を探す話。
ひとくちに介護施設といっても、特別養護老人ホームからシェアハウスまで様々なタイプがあるそうで、著者が実際に訪問したレポートで、それぞれの施設の特色を分かりやすく解説してくれています。
結果的に申し込んだ全ての介護施設に断られるのですが、介護施設への入居は子供を認可保育園に入れるのと同じくらい難しい事がわかりました(;^ω^)
この本では、介護職の大変さ(人手不足でいつも綱渡り状態の職場)や、認知症が進んだ両親を在宅で看るしんどさを、ユーモアを交えてコミカルに描いてますが、きっとマンガに描けないような事も多々あるんだろうな…(;'∀')
介護の仕事というとキツいイメージが先行してしまいがちですが、介護のドタバタを明るく笑いに変えているのは、著者の温かい人柄によるところが大きいと思います。
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この漫画に登場する介護士たちが、日々の膨大な業務に奮闘する姿は、ありがたいと感じると同時に、根本的に業界全体が変わらないと、いずれ立ち行かなくなるんじゃないかと不安に思いました。
つい先日、国が介護職をはじめとするエッセンシャルワーカーの賃金見直しを決定したというニュースを見ましたが、これで少しでも現場の介護士たちが報われるといいなぁと思います。
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