図書館で萩尾望都の新刊を見つけたので、借りてみました。
萩尾望都のSF小説 ピアリス
ピアリス 萩尾望都著
何といっても未完なのが残念です。
しかも終わるのが面白くなりかけたトコロなので、思いっきりハシゴを外された感じがしました。。。
こんな序盤だけの話を、本にして売ってしまうのはどうかと"(-""-)"
死去による未完は仕方ないですが、単に出版社の事情と著者自身の書く気が無くなった…と未完の理由を巻末で言われても、納得できるものではありません。
内容は未来のどこかにある星が舞台で、戦争によって引き離された双子がそれぞれ困難な状況でも必死に生き抜いていく…という物語です。
萩尾望都の漫画は、数年前に『ポーの一族』を読みました。
子供の時はあの耽美な画が気恥ずかしく、手が伸びなかったのです(;^ω^)
ストーリーの巧みさと儚い少年期の美しい一瞬を切り取ったような作品は、確かにファンを離れさせない魅力があると思います。