ちょっと曲がった家

おもに家と庭についてのブログです。。。

『この世界の片隅に』を観ました

今日は娘と以前から観たかった『この世界の片隅に』を観てきました。

光の反射
原作の漫画は読んだことが無かったのですが、ふんわり優しい画と主人公の声を演じるのんさんのおっとりと素朴な広島弁によって、夢見がちな主人公すずの世界を壊すことなく描かれてたんじゃないかなと思います。

戦争末期の追い詰められていく市民の様子が描かれていて、つらい場面も多いのですが、所々に挿入されたちょっとした笑いに救われます。
戦争によって大切な身内を亡くし主人公自身も傷つき、それでも8月15日も、その翌日も淡々と生活を続けていく…生きていくってそういう事なんだなと思いました。

うちの日常風景

戦争を描いたアニメや漫画では、『はだしのゲン』『火垂るの墓』に匹敵する優れた作品だと思います。
戦争の描写がかなりソフトなので、小学生の娘にはこれぐらいがちょうど良かったみたいです。(キスシーンがあるので、母としては一緒に観ててドギマギしましたがww)
個人的には、嫁ぎ先にすずの幼馴染(水原)が訪ねてきたエピソードで夫の周作が取った行動は当時の男性としては普通の事だったのかどうかが分からず(同じ女性としては)非常に心外ではありますが…水原は無事に生還したのか?どちらにせよふたりは、もう二度と会うことはないんでしょうね(TT)

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