ちょっと曲がった家

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「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由

最近テレビで著者が出演していた番組を見ていたので、読んでみました。

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 汐街コナ

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 汐街コナ著

強烈でストレートなタイトルがそのまま内容を表しています。
ブラック企業で働いていた著者が、自殺寸前まで追い詰めらた状況を漫画に描いたのが原作になった本です。

無個性な棒人間のキャラクターが、かえって自分を投影しやすいのか、同様の環境で働く人たちから多くの支持を得ているそうです。

この本を読むまで、なんとなく自殺した人は鬱病などで『死』から逃げられなくなって実行してしまうんだ…と思っていたのですが、そうじゃなく弾みでそうなってしまう人も実際には多いのだと知りました。

著者は周囲の働きかけもあって、無事に会社を退職することができたようです。

ちょっと残念なのは、この本が言ってるのは「とりあえず、ブラック企業から逃げ出すのが一番!」までで、ブラック企業自体が改善する訳じゃないんですよね。
一番良いのはブラック企業を無くしていく事なので、できればそこも踏み込んでほしかったなぁと思います。

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私も働いていたころ「無理して頑張る事が成長につながる」という経験をしているせいか、つい周囲にも頑張りを強制しがちですが、改めないといけないな…と思いました。

夫も定時退社日以外は毎日9時帰宅の生活をしているので「読んどいた方が良いよー」と勧めてみましたが、どう思ったかなぁ(;^ω^)